【10.10.01】 粗大ごみ有料化 来年7月から
9月議会で粗大ごみの有料化が決まりました
9月市議会で市が無料で行っている、粗大ごみ収集の有料化が決まりました。
実施は来年(2011年)の7月からで、粗大ごみ1個に付き800円。という内容です。
旭民報503号でも、この動きをお伝えし、粗大ごみの有料化は、燃えるゴミの有料化も視野に入ったもので、その考え方を批判しましたが、市議会では党市議団他1名の反対で、賛成多数で有料化が決まりました。
市は、既に実施している日進市の導入時の実績から、有料化により粗大ごみの排出量が半分から1/3になると見込んでいますが、人口の増加傾向やその時期を考えると、そのまま当てはまる話なのか疑問も残ります。
粗大ごみの排出量が減少する要因を、担当課に確認すると、
?ゴミ焼却場へ持ち込む。
?粗大ごみを解体して、燃えるゴミとして出す。
?家具などは買い換えの際に業者に引き取ってもらうようになる。
の3つを挙げました。
?ゴミ焼却場へ持ち込む場合、処理費用として10?あたり200円の処理費用の支払が生じますが、実際に処理費用がかかるのは、20?以上かららしいので、粗大ごみを一つ一つ持ち込めば費用は発生しません。
?は、結局、燃えるゴミが増えるわけで、ゴミ減量にはつながりません。
?は、業者が事業系ゴミとして処理するのか、行政が家庭系ゴミとして処理するかの違いです。
現在、粗大ごみとして出されたもののうち、使えそうな物をリサイクルセンターで再利用化に努めていますが、市が挙げた減少要因に、リサイクルされる余地は無さそうです。ゴミ総量としては増加するのではないでしょうか?