【12.02.07】　谷口 幸治市長の辞職・逝去にあたって

谷口 幸治市長の辞職・逝去にあたって

　２月４日（土）谷口幸治市長が病気療養のため辞職しました。健康をとりもどし、何かでご活躍されることを願うとの、辞職にあたっての声明文を書き終えた直後の６日（月）夜、訃報が入り、急なことでたいへん驚きました。ご冥福をお祈りいたします。
　谷口市長は、この間、市内巡回バス＝あさぴー号の実施、こどもの医療費無料化を中学卒業まで対象を広げる、非核平和都市宣言など、我が党が掲げていた、いくつもの大きな政策を実現しました。実現の背景に我が党議員団の議会論戦と住民運動がありましたが、偏り無く広く意見を聞く姿勢で臨んでこられた市長だと評価をしています。
　また、健康づくりという医療従事者らしい取組みをすすめ、地味でも、その施策効果は、今後生きてゆくのではないかと思います。
　一方、指定管理者制度への対応など、国のいうままに進めて行く姿勢が見られ、地方自治とは何かなどの理念・哲学を感じられない印象も持ちました。
　さて、３月25日投票で市長選が行われることになりました。現職市議の中から既に選挙に向けた動きがあり、状況によっては市議補欠選も同時実施ということになります。
　名古屋や大阪など荒れ模様の地方自治行政です。日本共産党として市長選を闘うかどうかは未確定ですが、落ち着いた議論のできる候補が出てくることを望みます。

2012年2月7日　日本共産党 尾張旭市議会議員 川村つよし