【11.09.29】 メンテ費用はそちらもちで

実情無視の市提案にビックリ

 9月29日(木)午後7時から市中央公民館で開かれた、学童クラブ(民間学童保育所)と市との懇談会に、参加しました。

 学童クラブ連絡会から全ての議員あてに
「尾張旭市の学童保育の現状、問題点、保護者の不安や要望などを把握していただく上で、よい機会…ご高覧をお願いします。」
などと呼びかけられていたもので、参加議員は7人。市議会議員の1/3です。

 尾張旭市は全9小学校区に公営学童保育所を設置する方針で、現在その途上にありますが、新たに公営学童ができることで、以前からある民間学童保育所の経営を圧迫。共存共栄をどのように図ってゆくかを見いだせていません。国の制度変更なども影響し、市は結論の先送りを続けています。
 早く方向性を出し、民間学童が安心して経営を続けていけるように取り組んでゆかねばと思います。

 学童保育所の家賃が高いので、補助の増額をして欲しい。あまり使われていない市施設を使わせて欲しい。耐震補強に対する補助を…

 切実な資金的援助の要望が並んでいますが、市の返事は「財政が厳しい」と難色を示すばかり。

(尾張旭市の財政は、全国上位15%以内。財政が厳しいというだけの表現は適切ではないと思います。)

(9月の決算委員会で、使用率の低い(ほとんど使われていない)市の施設を民間学童が使えるように、これまでよりも強く求めました。)

 市と学童とのやりとりが一通り済んだ後、市こども課は「市からも、ご提案があるのですが…」と切り出します。

 内容は、AEDの設置を全額補助するがどうですか?ただしメンテナンス費用は市では出せません。(しかも、メンテナンス費用がいくらになるかも示さない)

 もっと手厚い援助をして欲しいと懇談に望んでいる学童保育所に対し、なぜこのような提案をするのか、理解にくりしみます。腹立たしく思いながら見ていると、参加者からも丁寧な反論がありました。
 よく、あんな風に丁寧に言い返せるものだな、私だったら、声を荒げてしまいそうなのに。と思いながら感心して見ていました。

 あのような提案を出すのは、担当課長が民間学童からの要望を真摯に受けとめることができていない現れではないでしょうか?心配になりました。

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